私が所属する営業統括部は営業活動の方針を決めたり、新製品の企画を行ったりしています。また、ICTを活用したマーケティングにも取り組んでおり、業務範囲は多岐にわたります。

現在、国が法律で定めた自治体システム標準化の実現に向けて、会社をあげて取り組んでいます。2025年度末までに全国約1,750の自治体が、標準化仕様に適合したシステムをガバメントクラウド上で利用し始めなければならないという、大きなプロジェクトが動いています。

標準化対象の業務の一つに「選挙」があり、弊社はその分野で全国トップシェアを誇ります。私は入社以降、選挙システムに深く関わってきた経験から、現在、総務省の自治体システム標準化検討会（選挙システム）のメンバーに加わっています。また、APPLICを事務局として、名だたる開発ベンダーが国の標準仕様案に対して意見出しするタスクフォースのリーダーも務めています。

私の入社当時、創業社長を除けば、国とそういった形でコミュニケーションをとる機会はありませんでしたが、弊社の選挙システムの実績が徐々に認められ、今では国から相談を受けることもあります。そういうスケールの大きさに、仕事の醍醐味を感じます。

私の入社当初は、弊社の主力製品である自治体基幹系システムは、売上の大半を占めていましたが、「標準化」もあり、コモディティ化が進んでいます。そのような中で弊社は、先んじて新しいものに手を打ち、製品化に挑戦してきました。自治体のノウハウを活かし、さまざまな自治体向けソリューションサービスを開発してきました。近年それが実を結び、今期は売上の約半分を占めるまで成長しました。時代の一歩先を見据え、そこに投資し開発。会社として、この動きが年々磨かれ、成長の原動力になっていると感じます。

私は営業職であるものの、プロジェクトのマネジメントやシステムの開発設計など、SEに近い仕事にも携わってきました。個人的には、営業として成長するためにプラスにならない仕事はない、と考えています。営業視点だけでなく、SEに近い観点も何かを判断するときにプラスになっていると感じています。私を一例に主体的な行動をとがめない文化は、弊社の何よりの魅力と感じています。