レジ袋が有料になって久しい。
果たしてその効果は如何ほどのものであっただろうか。
海洋に浮遊するプラスチックゴミを減少させるという名目で国民に負担を強いているのだから、その効果を検証して発表する義務が国にはあるのだと思うのだが、果たして。
コンビニや商店では、レジ袋の有償化までは、無償で消費者に提供していたのであるから、有償化以降は、その無償分が全て店側の利益になっている筈だ。しかし、その利益を商店やコンビニが環境団体等に寄付しているという話はとんと聞いたことがない。
また、大型の本屋においては、ビニール袋は言うまでもなく、紙袋でさえ50円以上のカネをとるところさえある。これでは一体何のためのレジ袋有償化なのか理解に苦しむ。どさくさにまぎれた便乗金儲けとしか思えない。
それに対して、うちの近所の本屋はすこぶる良心的だ。
まず、どのような本を買っても、店員さんはレジで本と代金を差し出すとこう言う。
「紙の袋にお入れしますか?」
店員さんはうやうやしく買った本を紙袋に入れてくれる。
そして、それはタダなのだ。(写真参照)
また、本をまとめて5000円以上買うと、手提げ紐つきの紙袋をサービスしてくれるのだ。
どこかの大型本屋とは天と地の違いである。
そこで買い物をすると気持ちがいいのだ。聞かれるたびになぜか不快になる袋の要不要も問われない。
きちんとお客として扱ってくれている満足感にひたる事ができる。
この本屋のサービスの差は、社長の意識の差が、お客様への心遣いの差として表れているのだろう。
つい先日、そこの本屋の店員さんとその話をしてきたばかりだ。